夏の山に雪が積もった… 風景写真を変化させる驚異の技術
この風景写真が・・・
夕方の景色に。
この写真は同じ場所で夕方に撮影したわけではありません。
最初の写真をAdobe Photoshop 2022(以下Photoshop)で開き、たった数クリックでこのように変化させることができました。
Photoshopの機能「ニューラルフィルター」の「風景ミキサー」を使用すると、このように風景写真の印象を大きく変えることができます。
トップにも出ているこの夏山の写真。
これをPhotoshopで開いて、「ニューラルフィルター」を適用します。
「風景ミキサー」を選択し、プリセット(もしくはカスタム)の中からミックスさせたい風景を選びます。
「強さ」や「日の入り」、季節感を変えるパラメータで適用量を調節することもできます。
OKを押すと写真を変化させたレイヤーが作成されます。
レイヤーなので、非表示にしたりマスクなどで微調整することも可能です。便利ですね。
プリセットから雪山の写真を選択すると、このように雪が積もったかのような写真に変化させることができました。
いろいろ試してみましょう。
この倒れた鉄塔の写真に、砂漠のプリセット写真を適用させて・・・
荒野のような景色に。
街中の写真に、木々が生い茂った写真を適用させて・・・
まるで荒廃した世界のような雰囲気に。
さらに「強さ」と「春」のパラメータを上げてみました。車が消えてしまいました。
この渓流の写真に雪山の写真を適用し、「冬」のパラメータも上げてみました。
岩や水が凍り、極寒のような雰囲気に。
雪山の写真はどうなるのでしょうか。
この写真に木々が生い茂った写真を適用してみます。
山肌に加え、空にも森が出現してしまいました。
Photoshopが自動で写真を解析して画像処理を行っているので、このように予期せぬ効果が出てしまうことも多いようです。
色々な写真を使って「風景ミキサー」を試してみましたが、簡単に写真の印象を変えることができて面白いですね。
Photoshopをお使いの方はぜひこの機能を試してみてください。
AIによる画像認識技術の凄さが実感できると思います。