中島古英さんが影響を受けたクリエイターは誰ですか?

業界で活躍するクリエイターに影響を受けた作品や人物について聞くこの企画。今回は、中島古英さんにお話を伺いました。中島古英さんが影響を受けたクリエイターを勝手に紹介していきます!

中島古英さんが影響を受けたクリエイターを教えてください

アーヴィング・ペン

「花」などのstill lifeやポートレートなどの作品が有名です。彼の写真は、巧妙で重厚な作品ばかり。一度見たら忘れられないような力強い写真を撮る人。元々デザイナー出身でデザインの感覚もあるので、構図とか光の捉え方とか、そういうのが凄く参考になって好きだなと思いました。

画像引用元はこちら

 

リチャード・アヴェドン

アヴェドンの写真には、モデルが飛んだり跳ねたりする感じの画も多いので「動きの中の人間をどう捉えるか」という点に一番惹かれました。ドキュメンタリータッチのポートレートも有名で、人間の強さ逞しさを表現することがとても上手いなと思います。

 

2人ともアメリカのカメラマンですでに亡くなっていますが、「ヴォーグ」や「ハーパース・バザー」などのファッションカメラマンとしても有名です。今活躍しているカメラマンもこの方々に影響を受けた人が多いと思います。この2人のことを知らないまま映像業界に入ると、「え?なんで知らないの」ってなるくらい素晴らしい写真家たちなので、ぜひ調べてください!

「アジェ・フォト」っていうホームページが、それぞれの作家のことを詳しく説明しているので、このホームページの記述を理解しておくといいかもしれませんね。

アジェ・フォトHP

アーヴィング・ペンもアヴェドンもライティングはシンプル。この2人からは技術以上に、「写真力」というか、被写体をどう切り取るか、そこに向かう写真家としてのエネルギーと力強さみたいなものを感じます

 

アンリ・カルティエ=ブレッソン

フランスのドキュメンタリーのカメラマン。もう一人を挙げるならこの人です。

 

高校生の時にブレッソンの写真展を見て、感想文を書いたんです。ブレッソンのスナップ写真が好きだなと思って。高校生の時は、どっちかと言うと写真展や展覧会を見て、それに対する文章を書く人になりたいと思っていました。今では、何で現場の人間になったんだろうと思うんですけど(笑)その頃、ブレッソンの作品は日本でとても人気があり、あちこちで写真展やっていました。よく見に行って、その度に好きな写真のことについて1枚ちょっとの原稿用紙に文字を書いたりとか、そういうこともやってました。

 

中島古英さん、ありがとうございました!次回もお楽しみに!

プロフィール
中島古英
1973年 東京生まれ
日本大学大学院映像芸術専攻修了
1997年 ライトパブリシティ入社
広告等のスチール撮影、CM等のムービー撮影を中心に活動
主な受賞歴:
日経広告賞優秀賞 朝日広告賞部門賞 APA入選 写真新世紀入選 写真ひとつぼ展入選
主な写真展:
「cut」(ギャラリー5610) 「肌の温度葉の温度」(ガーディアンガーデン)
HP:https://www.lightpublicity-photo.jp/nakashima.html

 

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