意外とおもしろい、世界の就活カルチャー。専門学校キャリアセンター長が解説!

今年も10月~年末にかけてたくさんの企業で「内定式(入社式)」を開催されました。新社会人になる学生の皆さんにとっては新たな世界に向けて気を引き締めると同時に、企業にとっては新たな仲間を迎える素晴らしい機会となっています。

毎年当たり前のように開催されるこの「内定式」という儀式ですが、世界的に見ても実施されるのは日本だけというのをご存じでしたでしょうか?

ほかにも、日本の「就活」文化にはかなり独特なところがあるようなのです。今回は、世界の就活事情とともに、日本の就活の独自性についてご紹介したいと思います!

日本

新卒一括採用。3月から情報解禁が始まり、6月頃から面接が一斉スタートする傾向があります。8月~9月頃に採用決定するという短期決戦型が特徴的です。
選考基準も、技能より協調性や成長意欲などのポテンシャルを見られることが多く、就職時の能力はそれほど重要視されていません。「将来性」に重きを置いて判断されることが多いです。

中国

大学などで説明会が実施され、行きたい会社に応募、面接という流れは日本とよく似ています。特徴的なのは、転職や独立も盛んで、新卒時から次のキャリアを視野に入れて活動している人も多く、企業側もそれをよく分かっている状態で採用活動が行われている所です。

アメリカ

新卒での「一括採用」はなし。大学卒業直後の採用は「専攻・成績・活動」を重要視する学歴社会です。行きたい会社の採用を勝ち取るためには、その企業でのインターン経験がないととても難しいようです。また、「起業する」という選択肢が多いのも特徴的です。

スペイン

 

卒業予定の学生は相手にされないようです。いわゆる「卒業見込み」の状態では就職活動はほぼないようですね。理由としては「本当に卒業できるか分からない」「学生では特別な技能は無い」と見なされている傾向があります。なので学生は卒業後に語学や博士号を取得するなど、特別な技能を身につけた上で就職活動に励みます。

フランス

長期インターンシップで職務経験を積む積むことが必須です。就職した場合でも、最初から正規雇用というのは少なく、非正規雇用から徐々にキャリアアップをしていく例が多いようです。

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後編となる次回は、モンゴル、ベトナム、ドイツ他の就活事情をお届けします!

 

 

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