クリエイティブ圏外漢のクリエイティビティを感じる何か…〈vol.4〉

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
梅雨並みに雨が降り、気温もガンガン上がった5月後半を経て、6月上旬は雹なんかもふっちゃったりしてますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

先月の記事の冒頭でコロナが落着き、社会が通常運転になることを祈念していたら

今年は中止を余儀なくされていた日本各地の祭りが3年ぶりぐらいに開催されるという嬉しいニュースが!

音楽ライブやクラブ、野外フェスだけでなく大人になってから盆踊りの魅力にハマり、日本各地の現場に足繫く通い、踊っていた私としてはかなりテンション上がるニュースでございました。

祭りを年配の方々が担っていることも多く、そもそも担い手がいなくなることで消滅寸前の祭りも散見されていました。
そこにコロナは追い打ちをかけており危機的な状況でした。
だからこそ今年は祭りの継承において、私のテンションに関係なく、非常に喜ばしい話です。

本来であれば梅雨や雨にちなんだ曲を選びたい時期ですが、盆踊れることへの高揚感から響く脳内祭囃子に促され、踊れる盆踊り現場に行きたくなる3曲をご紹介。

東京音頭-TOKYO RHYTHM/木津茂里×岡村靖幸

「いきなり東京音頭かよ!大ネタ過ぎるだろ!」
と非難が聞こえてきそうですが、まぎれもなく東京音頭です。
その東京音頭を民謡歌手の枠を飛び越えまくる木津茂里さんと、皆様ご存じ岡村ちゃんがコラボした2016年シングル。
完全にダンスミュージックを意識した太鼓の鳴りと太くして、フロア仕様のBPMにしたトラックに乗せ木津茂里さんのキリッとしたカッコいい節回しがタマらない一曲。

東京音頭に古臭さを感じたり、ヤクルトスワローズしか思い出せない方は、是非ご一聴&ご一踊りを視聴はコチラ
(もちろんオリジナルの東京音頭も踊れて最高ですが!)

白鳥おどりremixes/Who Me ? & 久保田麻琴

ライフワークとして日本各地の日本各地の民謡を発掘し、独自の視点を注入する文化人類学者的ムーブを続ける久保田麻琴とビートメイカーWho Me?による、岐阜県郡上市の白鳥おどりのRemix(17年)

歌声や手拍子、下駄の音に陶酔するようなエフェクトをかけダブっぽいエレクトリック・ダウンテンポな様相に!
私も郡上踊りの徹夜踊りの現場に参加したことがあるのですが、あの現場の陶酔感をクラブミュージック的解釈で拡張したような一曲。

是非ご一聴頂き、興味をひいたら現場にも足を運んで、ジャパニーズ・レイヴを経験していただきたい!

UFO音頭/大泉滉&ザ・ブレッスン・フォー

最後の曲は大泉滉&ザ・ブレッスン・フォーのUFO音頭。
本作は1978年の宇宙科学博覧会を記念して作られた、宇宙博音頭/三沢あけみ・橋幸夫のB面にも収録された曲。

大泉滉のすっとぼけた感じの語り口(歌い口)と声、宇宙っぽい言葉をちりばめただけでふざけた歌詞、当時のシンセで出せる宇宙っぽいサウンドにしっかりしたドラムスと想定外のオケ感…
いや~癖になる名曲!!A面食っている!!

こういうふざけた音頭は
イエローサブマリン音頭、酒飲み音頭、ゴジラ音頭…
日本が調子良かった昭和では多数リリースされており、この曲が特殊というわけではございません。

また現在ではこういう昔の音頭でDJをするシーンが盛り上がってきており、
興味ある方はDJフクタケ、珍盤亭娯楽師匠なんかを是非検索を!

音頭に興味がなかった方も盆踊りの現場に行くと新らたな発見があるかもなので、現場で踊りにいってみては?

文・写真 北米のエボ・テイラー

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