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在校生voice「きっかけは写真の仕事への憧れ。」写真科2年 伊東波瑠也さん

日本写真芸術専門学校に通う在校生たちの、一人ひとりの物語。写真をはじめたきっかけや、当時のエピソード、これから目指したい仕事や生き方。今回は写真科2年ファッションポートレートゼミ伊東波瑠也さんにお話を聞いてみました。

 

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Instagramでも積極的に作品を更新していますね。いま伊東さんはどんな活動や制作をしていますか

2年生でファッションポートレートゼミに所属し、スタジオで機材を使ってモデル撮影や本格的なポートレートにも挑戦しています。実際に現場を体感することができる面白さや、スタジオワークの「応用編」の知識を学ぶことができ楽しいです。最近ではコロナの影響もあり、なかなか人物撮影などができない状況もあり、街や車、ストリートスナップを撮ることも多かったです。

授業の課題で作品を提出するほかにも、自分で撮影した写真をレタッチ編集してInstagramに投稿したり、友人から撮影を依頼してもらったりと、少しずつ活動や制作の幅も広げています。

 

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コロナ禍で行動が制限されるなかでも、自分にできることを発見する面白さも体感していたのですね。写真をはじめたきっかけを教えてください。

親の働き方や、よく見ていたYoutubeの影響もあり、自分も「好きなことで生きていく!」と決めていました。男らしいカッコイイ仕事をしてみたいな、と考えたとき、カメラがふと頭に浮かびました。最初は「カメラっておじさんの趣味」という印象が正直あったのですが(笑)、メカニックなビジュアルや、マニアックな機能、そこにもロマンを感じました。スマホで簡単に写真が撮れる時代に、あえてその“面倒くささ”を楽しむことに興味を持ったんです。

 

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高校生だった当時、5万円だけを握りしめて秋葉原の家電量販店にカメラを買いに行き、マイナーな感じがいいなと思って購入した中古カメラとレンズ。ワクワクしながら帰って家の中でシャッターを切ってみたけど、撮れたのは「真っ黒」な写真ばかり…。当時はISO感度やシャッタースピードなど設定がまったくわからず、苦戦しながらのスタートでした。

それがとても悔しくて、自分でめちゃくちゃ研究しましたね。初心者向けの解説動画を見たり、海外のYoutube動画を見て英語を一文ずつ翻訳しながら操作を真似たり、好きな写真家をみつけて同じような作品が撮れるようにまずは似ている場所を探したり。高校時代はそうやって試行錯誤しながらもカメラや写真に夢中になっていました。

 

入学前はNPIの体験授業や高校生フォトグランプリにも積極的に参加してくれていましたね。

第6回 高校生フォトグランプリ 準グランプリ受賞「日常と非日常」

高校生のとき、これから進路をどうするか決める時期に、やっぱり自分の趣味や好きなことを極めたいという気持ちと、「面白いことをやってる人たちと関われるような場所を見つけたい」と考えていました。「写真の専門学校」でネット検索してみたらNPIが出てきて。オープンキャンパスや体験授業に何度も参加しました。

「高校生フォトグランプリ」のこともネットで知って、応募しました。準グランプリを受賞したときは驚きましたけど、学校のSNSやホームページで自分の作品が発表されたり、展示されたりしたのも素直に嬉しかったですし、自分の作品をみて誰かが写真を撮ることに挑戦してみよう、と一歩踏み出すきっかけになったらいいな、とも思いました。

 

今後の目標はありますか?

経験やスキルを磨くことももちろんですが、業界の色んな人とタイアップして仕事してみたいです。いま、学校の授業や課題では、自分に足りないものを痛感する瞬間が何度もありました。思うように撮影がうまくいかなかったり、作品のクオリティだったり、他のクラスメイトと比較してしまったり。

ですが以前、授業で先生に「まだ自信がないから、みんなこうやって学校で授業受けてるんでしょ?」といわれて、ハッとしました。自分の弱みを知ってから学びがはじまる、ということに気づかされた出来事でした。できる・できないも、得意・不得意も正直に受け入れながら、自分が好きだと感じているものを純粋に楽しみながら、生きていきたいです。理想論ですが、僕と同じ世代の若者がもっとクリエイティブな分野で活躍できるような取り組みや環境づくりにもチャレンジしてみたいです。

@_harrrrruuu


伊東さん、ありがとうございました。好きなことに没頭したエピソードや、撮影・レタッチ編集に対するこだわり制作をしている姿が印象的でした。今後の活躍に期待しています。

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