脳裏に焼き付くクリエイション!!AC部『異和感ナイズ展』レポート
みなさん、
「AC部」
ご存知でしょうか?
知らない方もいるかもしれませんが、
まずはこちらをご覧ください。
この唯一無二であろう独自のアニメーションを制作しているユニット、
それが「AC部」です。
この映像を見て「あ!見たことある!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
AC部はテレビ番組やCM、ミュージックビデオなどを中心に世の中を驚かす映像作品を次々と発表している映像制作ユニットです。
今、東京銀座にあるG8ギャラリーにて
AC部「異和感ナイズ展」
が開催されているので見てきました!
私はAC部さんの展示会観覧は初めてで、ひとりだったのでクールな表情を維持しつつ内心とても興奮していました。
会場入り口からワクワク感が止まりません。
まずは挨拶文から、
AC部は、根源的なテーマである「違和感」を武器に、アニメーションという技法を用いて、様々な工夫とアイディアを生み出し、人々の脳裏にポジティブな体験を深く記憶させることを目標に作品制作を続けてきました。日常生活の中で、神出鬼没に出現するすべてのAC部作品が、世間的には、クライアントワークであったりプロモーションのように存在していたとしても、視点を変えるとそれは、AC部の生み出す「違和感」に魅了された人々とのコミッションワークであると捉えることができます。異和感ナイズ展は、「違和感」をテーマに、3つのエリアで構成されています。(文章から抜粋)
1つ目の部屋(ROOM1)は、AC部の制作手法や制作プロセスが紹介されていて、AC部の脳内思考プロセスを感じることができます。
「関節ジオメトリックス技法」!
「ハイブリッドスタイル技法」!!
「素材スターシステム」!!!
「ダイレクトドローイング技法(DDT)」!!!!
「3Dレイヤー飛散技法」!!!!!
(ドーン!ドーン!ドーーーン!!!)
タイトルから興味がそそられますし、
内容を読むと「なるほど!そういうことか!」とAC部の作品の魅力や作品への愛の一端を感じることができました!またQRコードのリンクから映像作品に飛ぶことができます。
どんな内容が書かれているかは、ぜひ実際にご来場いただき読んでみてください!
2つ目の部屋(ROOM2)は、AC部独自のアニメーション表現をキャンバス内に凝縮させたシーケンシャルアート作品の展示。
価値観査定機「Secondary’s」を用いて、美的価値とバランス感覚を追求したペインティング作品が並びます。
AC部独特のアニメーション表現がキャンバスで表現された作品たち。
『価値観査定機「Secondary’s」を用いて、美的価値とバランス感覚を追求した』ということでバランスや色彩などとても気持ち良い作品なのですが、
そもそも手仕事が繊細でそこにも驚かされます。
3つ目の部屋(ROOM3)は、
アニメーション作品の展示です。2部屋目のペインティング作品の中に入ったような視点に切り替わり、視点が動くごとに新しい見え方と出会うことができます。
最後にROOM1に設置された『価値観査定機「Secondary’s」』を体験できるインスタレーションにもチャレンジしてきました!
来場者がキャンバスにペインティングでき、カメラを通じて「Secondary’s」がリアルタイムで価値を査定してくれるというものです。
私もデザインを学んだ身です。
意気揚々とインスタレーションに参加してみました!
はい、すみません、
私の加筆により日本円にして
約78万円の価値を下げてしまいました。
この場をお借りして謝罪させていただきます。
申し訳ございません。
「AC部異和感ナイズ展」満喫させていただきました。
AC部さんが言わんとすることをきちんとと感じ取れたかはわかりませんが、
私が感じた違和感は「ズレ」だった気がします。
ひとつの作品の中に全くテイストの違うズレた要素が入り込んできたり、一般常識では考えられないレイアウトや動きのズレ、常識の視点をズラしてみたら新しいものが姿を現してくる。
そのズレは人を驚かせ、視線を奪い、混乱と同時に次々と押し寄せてくるズレが楽しくなってくる。
AC部さんの人の目を惹き付ける「違和感」の魅力
堪能することができました!
「AC部違和感ナイズ展」
会期:2022年2月22日(火)~3月30日(水)
時間:午前11時~午後7時
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F)
日曜・祝日閉館
入場無料
G8ギャラリーHP展覧会ページ<AC部「異和感ナイズ展」>
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文・PicoN!編集部 横山