ココロが動いた動画、シェアします。/NEE「不革命前夜」MV

今回、「ココロが動いた動画」を
シェアしてくれたのは

YAMADAくん。

日本デザイナー学院総合デザイン学科
ビジュアルデザイン専攻3年生です。

 

YAMADAくん/NDS総合デザイン学科ビジュアルデザイン専攻3年生

 

YAMADA|
小さなころから映画やドラマ、アニメが好きで「映像」を勉強したいという思いと、映像だけでなくイラストレーション3DCGなど幅広く学べると考えてNDSのビジュアルデザイン専攻に入学しました。

物心ついたときにはもう「ゴジラ」が好きでした。そして「映像」も好きになっていって、好きな作品を自分の絵で出力していく、ということを子供のころからやっていました。

 

YAMADAくんがシェアする動画は、
日本のロックバンド

NEE(ニー)の
「不革命前夜」ミュージックビデオ

ロックバンド「NEE」は
2021年9月にメジャーデビューした
4人組ロックバンド。

NEEオフィシャルサイトより/URLリンク

 

まずは「NEE」の
不革命前夜」のミュージックビデオ
どうぞご覧ください。

(動画の序盤に少し過激な表現が含まれます。)

この動画は、2020年8月7日に公開され、
2021年7月に1,000万回再生を突破しました。
22年7月現在で約1,320万回再生という、
ものすごい再生回数を稼いでいる動画です。

このMVを制作されたのは、アニメーション作家の

こむぎこ2000」さん。

こむぎこ2000 さん

PixivTwitterTikTok

 

YAMADA|
僕がこの動画に出会ったのは、何かのきっかけでこの楽曲を耳にして「良いな」と思ったんです。
そしてMVをYouTubeで見てみたら、あれ?前にもYouTubeのオススメで表示されていたやつだ!
というのが最初の出会いでした。

最初に見たときは衝撃的でした。

まずMVのたった4分28秒という時間のなかでストーリー性がしっかりしているところに感動しました。

主人公らしき男の子女の子のふたりが事件に巻き込まれていくような流れなんですけど、

短い動画なのに、
こんなにも壮大なストーリーが描けるんだ、
まるで映画を見ているような感覚に引き込まれました。

特に好きなシーン
歌のサビに入って少年が不敵な笑みを浮かべながらロボットに乗って登場するシーンが、

あぁ、なんか始まったな
っていう感じのアニメーションで
なんだかすごく心躍ったシーンですね。

 

このMVを作られたこむぎこ2000さんは、
アニメ映画にもなった「鉄コン筋クリート」のガラクタの寄せ集めのような世界観が好きで、この「不革命前夜」の音楽にもその世界観が合うんじゃないかって感じられたそうなんです。

僕自身も「鉄コン筋クリート」が好きだったのもあって、だから僕もこの映像に惹かれたんだなって思いました。

 

MVの制作についての話しを「Real Sound」の対談でくぅさん、こむぎこ2000さんが語られています。

「NEE くぅ×こむぎこ2000 対談」Real Sound/Link

 

 

色の使い方とかも見ていて
すごく心地よく感じるんです。

ビビットではあるんだけどくすんだ色

自分の映像作品でもそのような色を使いがちなのもあってすごく心地よく感じて、いろんな面で自分の感性とマッチしている気がしました。

 

 

よくあるMVのアニメーションって、キャラクターメインのアニメーションカットがあって、文字のアニメーションが重なる、というキャラクターのビジュアルがメインのMVが今まで自分が見てきたもののなかでは多かったんですけど、
作りこまれたストーリー性のあるアニメーションMVというのがすごく新鮮で、「ミュージックビデオでこんなクオリティの高いアニメーションを作ってしまうのか」とすごく感動しました。

 

 

こういう作品作りたいな!」って、映像を勉強している身だからこそ強く感じましたね。

アニメーションのなかでは、説明的な文章は出てこないので「いま、どういう状況なのか」を自分なりに想像してストーリーを解釈していくことがより興味をそそられます。

 

 

僕がこの動画から感じた
ココロが動いた点をまとめると、

新しい”きっかけ”をくれた作品
だというところです。

映像表現MVの固定概念
短い時間のなかで重厚なストーリーが描けること

今までの自分のなかにあった固定概念を壊してくれるきっかけ“をくれたのがこの作品でした。

 

 

YAMADAくん、ありがとうございました。

次回の
「ココロが動いた動画シェアします。」も
お楽しみに!

 

文:PicoN!編集部 横山

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