スーパーやコンビニで見かけるパッケージデザインのあれこれ②

今回も身近にあるコンビニ、スーパーのパッケージデザインを見ていきましょう!

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板ガムの包装は優れもの!目立たないけど優等生。

すっかり見かけなくなった「板ガム」ですが、パッケージの機能はとても考えられています。
一枚一枚丁寧に、銀紙包装を取り出し、最後の一枚になってもしっかりと紙の弾力で保護されて、逆さにしても落ちません!

3層(外側包装紙、中紙、銀紙)の紙の特性(弾性)を生かした構造は
個人的には「イチ推し」!
パッケージデザインです。

《資料》包み紙(中紙)でおりがみも楽しめます!ロッテおりがみ部 https://www.lotte.co.jp/products/brand/origamibu/

 

    

茶色びん最強説!

店頭で見かけるビンの色は、透明(白)、青色、緑色、茶色が一般的です。
透明びんは中味が確認できて安心感がありますが、商品によっては太陽の光、紫外線で中味が劣化することがあります。
そこで強い味方は色付きびんです。
青色緑色茶色の順で紫外線に強くなり、中味を保護します。
ただし、パッケージデザイン上のビンの色は商品イメージに大きく影響しますので、青色系でもバリア性能が優れたびんも存在します。
ぜひお店で商品とビンの色の関係を観察してみてください。 

 

パッケージデザイン形態のいろいろ

みなさんお馴染みのこちらの商品、それぞれのパッケージ形態の呼び名がわかるかな?
ヒントを参考に1~3から選択してください。
1、ガゼット包装 2、スタンディングパウチ 3、平袋ピロー包装


 

答え)A 平袋ピロー包装(見た目が枕)
   B ガゼット包装(サイドにマチ付き)
   C スタンディングパウチ (大きいものは鍋つゆや詰め替え洗剤)
※パッケージ形態の呼称については条件により異なる場合があります。

顔(フェース)は重要!

と言っても、人のことではありません。
お店で商品の陳列に際して使う言葉です。
売れ筋の商品、新商品が棚ヨコ方向に、2列3列と並んでいるのを見たことあると思います。
「フェース取りが良い」などと言います。売れっ子が良い場所を取るということですね。
ネットショッピングではデジタルフェースとも呼ばれます。   

 

コンビニで手軽にお魚!ギョニソって?

好きな人なら知っている「魚肉ソーセージ」のことです。

ロングセラーで栄養面も優等生!
包装には昔から金属の止め具が使われてました。(現在も使用継続メーカー有り)
開けるために止め具を、歯で抑えてグリグリ回した記憶も…。

ニッスイさんはエコクリップという技術を使用してアルミの止め具を廃止。アルミ年間100t 削減に成功しました。すごい!
開けやすく、自然にも優しい工夫です。
ちなみに、アルミの止め具は「燃えるゴミ」に出せます。

 

コンビニで全身コーデも夢じゃなくなる!

下着や靴下などはコンビニ商品として見かけたことがありますが、ファション性の高いアイテムもこれからどんどん拡充されそうです。
緊急時から日常使いのファッションへと動き出しました。

●ファミリーマート×落合宏理

 

●ローソン×MUJI

 

次回もお楽しみに!

石井浩一
NDSグラフィックデザイン科講師
公益社団法人日本パッケージデザイン協会会員
motto「日本の包む文化を大切に」

 

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