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イラストレーター・As’まりあ先生インタビュー メカやキャラクターを描くコツと、お仕事の話。

熱心なファンやコレクターも多い「カードゲーム」。今回は、世代を超えてみんなが知っている「ガンダム」や「デジモン(デジタルモンスター)」のカードゲームイラストを担当するAs’まりあ先生に、お仕事のこと・イラスト制作当時のエピソードなどについてお伺いしました。

As’まりあ先生、よろしくおねがいします!
まずはじめに…先生が絵を描き始めたきっかけを教えてください。

幼少期から絵は好きで描いていました。というか、遊びの選択肢が今ほど無かった時代ですので、絵を描く頻度が高かったのでしょうね。

▽ウォーグレイモン プラモデルパッケージ

メカを描く仕事を多く手掛けるようになったのはいつごろですか?

メカは趣味で、それこそキャラよりも多く描いていました。仕事に繋がったのは、メカ絵をまとめた同人誌を頒布していた時期があって、それを読んでくれた方々の依頼で徐々に増えていった感じです。

最近の仕事に直接繋がった経緯ですと、バンダイのガシャポン『MSセレクション18』のディスプレイパネル(ガシャポンの筐体前面にある商品内容を表示する台紙)用イラストをバンダイカード事業部、ガンダムウォー担当が見て、そこからガンダムウォーのイラストの依頼が来たことが基幹になったかと思います。

最近はデジタルモンスターのイラストを多く手掛けられている印象です。先生の描かれたX抗体のオメガモンやデュークモンのカードが大好きで、今でも保管してあります。これまで数多くのイラストを手掛けられていますが、印象に残っている作品やお仕事はありますか。

たくさんありすぎて迷いますが、一つ挙げるとすれば「デジタルモンスターカードゲーム(旧デジカ)」でX抗体デジモンのメインデザインを任せていただいたことでしょうか。

2020年に発売された新TCGのシリーズでも収録希望のリクエストを多数いただき、ありがたいことに当時のアレンジデザインの評価から、バンダイホビー事業部から発売されているFigure-rise Standard Amplified[フィギュアライズ スタンダード アンプリファイド]シリーズでも引き続きアレンジデザインを何体か担当させていただいております。そのX抗体デジモンの中でも、固有の名前をつけていただいた「ガイオウモン」は特に思い入れがあります。

▽デジモンカードゲーム ジエスモンGX

先生はメカ以外にも、人物もよく描かれている印象があります。メカを描くときとの違いを教えてください。

硬質感や柔らかい質感など、描く時にそれぞれ質感のアプローチを変えて描くだけで、あまり違いは無いかと思います。逆に言うと「硬いものは硬質に」「柔らかいものは柔らかく」描くという事でしょうか。

▽バトルスピリッツ公式Twitterより

 

専門学校日本デザイナー学院でイラストを学ぶ在校生にも、先生のようなメカを描くことに憧れている学生がいます。これら“メカ”を描きたい人へ向けて、アドバイスがあればお願いします。

とにかく枚数を描いて完成品を量産することでしょうか(笑)補足しますと、どんなメカでも分解していくことで単純なパーツ(円柱や立方体)になっていきます。プラモデルの様に「パーツの組み合わせで全身が構成されている」ことを意識してカタチを取っていく事で練習を重ねていけば複雑なメカも描ける様になります。
とにかく日々精進あるのみですね。

 


As’まりあ先生、ありがとうございました!メカの描き方や、お仕事のお話も伺うことができ、一ファンとしてとても嬉しく貴重な機会でした。これからイラスト業界やカードゲーム・メカイラストを描くことを目指す学生たちにとっても励みとなりました。

先生の公式Twitterはぜひこちらからチェックしてみてくださいね。

@Asmaria_

 

As’まりあ
■FSAデジモン/プロダクトデザイン■AIドロイド/LOVE&EVEデザイン■ガンダム試作0号機ブロッサムデザイン■たねきゃら/ちびギアス/デジモンX抗体の中の人 ■玩具開発お手伝いやバトスピ、デジカ等TCGイラストも。

 

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