みてください、わたしの地元/#05
遠い地方から上京してきた方でも故郷を大切に、初心を忘れずにいてほしい。
自分が生まれ育った「地元」だからこそ分かる魅力や今まで見てきた風景。
それらを作品を通して伝えていきます。今回は、専門学校日本デザイナー学院(NDS)と日本写真芸術専門学校(NPI)の在学生2人の地元です。
東京都出身 白久未羽
この絵は東京都八王子市に属する『高尾山』の山頂付近から見える景色を描きました。標高599メートルの山であり、東京都心から近く日帰りでもゆっくりと山歩きが楽しめます。決して高くはない山ですが、展望台からは富士山や丹沢の山々などの眺望を楽しむことができます。富士山を見るなら、午前中がオススメです。また、富士山と並んでミシュランの三つ星に指定された山でもあります。山頂には屋根付きの休憩スペースやベンチなどもあり、2015年にリニューアルした高尾ビジターセンターがあり高尾山のことを詳しく知れます。
高尾山の魅力を知って欲しい
山頂や展望スポットからの景色はもちろん、天狗焼きや団子、冬ではおでんなど色々なグルメも楽しめます。特に天狗焼きはもの凄い人気で、食べ歩きグルメの中では人気No.1です。まわりは『カリッ』中は『もちっ』とした食感で、中身は甘さ控えめの黒豆あんになっています。お土産として持ち帰ってオーブントースターなどで焼くと食感もアップしてとても美味しいです。お値段も200円とコスパも良いです。休日は特に行列ができているので早めに行くのがオススメです。
高尾山では全部で9コースあり、それぞれ登山道も整備されています。その中でいくつか紹介させていただきます。普段着でも簡単に登ることができる『1号路』。人気No.1の登山コースで、100分ほどで山頂に到着できます。道中は猿が見られる動物園もあります。自然を感じながらマイペースに歩ける『3号路』。60分ほどで登頂でき、コース内では比較的空いているためゆっくりと進むことができます。道中では谷を渡る木の橋が4ヶ所あり野鳥や昆虫など自然の風景を観察することができます。その他にもガッツリ登りたい上級者向けは『6号路』や『稲荷山コース』がおすすめです。また、ケーブルカーやリフトを利用すれば1時間ほどで登ることができるため、大人から子供まで誰でも気軽に登山ができます。
この記事を書いてみて
高尾山にまた行きたくなりました。小さな頃から何回も登ってますが飽きないのが不思議です。季節によって景色が違ったり、イベントも沢山あるので関東にお住まいの方そうでない方も、是非1度登ってみて下さい。
NDS 総合イラストレーション科 白久未羽
神奈川県出身 矢木俊成
私の地元は神奈川県の川崎市、多摩区です。渋谷からは40分程度で行ける所で、有名な所では藤子・F・不二雄ミュージアムがありますね。ただ、それを除くと、皆さんは普通の住宅地という印象しかないのではないでしょうか。実際、私もカメラを手にするまではそのような印象しかありませんでした。ただ、皆さんにはそれだけでは終わってほしくありません。今回は、藤子・F・不二雄ミュージアムに行ったときに、ついでに行ってほしい名スポットを紹介したいと思います。
それがここ、「生田緑地ばら苑」です。800品種を超えるバラが植栽されていて、いつも一年に春と秋、二回に分けて開苑されています。
元々は1958年に遊園地の「向ヶ丘遊園」内にオープンしたばら苑で、2002年に同遊園地が閉園する際に、市民からの声で、川崎市が管理を引き継ぐことになった施設です。オープンした当初は「東洋一のばら苑」とも呼ばれ、過去には皇族の方も来られた歴史あるところなんですよ。
そして、私がここを撮影した理由は、カメラを手に入れた当初、近場で写真写りがいいところはどこかと考えた時、ここを思いついたからです。今まで私は地元に興味を持たず、ずっと家と東京を往復していました。しかし、カメラを持つことによって、今まで気付かなかった地元の魅力に気づき、もっと地元を知りたい、知らせたいという考えになりました。
この記事を見ることによって、皆さんも魅力に気付いてくれることを祈っています。
NPI 総合写真研究ゼミ 矢木俊成
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