作品との運命の出会いがあるかも?コミティア一般参加レポート

みなさんは「コミティア(COMITIA)」というイベントをご存知ですか?コミティアは、東京ビッグサイトで定期的に開催されている「自主制作漫画誌展示即売会」です。プロ・アマ問わずたくさんのクリエイターが集まり、自分で作ったオリジナルのマンガやイラスト集を直接販売しています。今回は「コミティアってどんなイベント?」「行ってみたいけれど、参加方法がわからない…」という方のために、編集部が実際にイベントに参加してレポートをまとめました!

◆コミティアとは?

コミティアの最大の特徴は、「一次創作(いちじそうさく)」オンリーのイベントであることです。

一次創作(オリジナル)作者がキャラクターやストーリー、世界観をすべてゼロから自分で考えて作った完全オリジナルの作品のこと。

そしてコミティアで扱われるのは、マンガだけではありません。イラスト集や小説などの書籍はもちろん、キーホルダーやステッカーなどのオリジナルグッズ、さらには音楽CDや写真集まで、さまざまなジャンルの作品が並びます。会場には、まだ世に出ていない面白いマンガや、個性的で魅力的な作品がたくさんあふれています。また、大手出版社のマンガ編集者が新しい才能(新人作家)を探しに来る「出張マンガ編集部」も開催されています。そのためプロの漫画家を目指す人にとても重要なイベントとなっています。

◆ コミティアと「コミケ(コミックマーケット)」の違い

日本の同人誌即売会といえば「コミケ」を思い浮かべる方も多いかもしれません。同じ同人誌即売会ですが、扱う作品に大きな違いがあります。

コミケ(コミックマーケット)アニメやゲームなどの既存の作品やキャラクターを借りて描く「二次創作(ファンアート・パロディ)」が大きな割合を占めます。 コミティア(COMITIA)「一次創作(完全オリジナル作品)」のみが出展可能です。 「自分のオリジナルの物語を表現したい!」「他の人の完全オリジナル作品を読みたい!」という人が集まるのがコミティアです。

 これだけ覚えれば安心!コミティア用語!

会場に行く前に覚えておきたい基本のコミティア用語をまとめました。

サークル参加

作品を作ってスペース(売り場)を借り、作品を販売・展示する「出展者(作者)」のこと。

一般参加

ブースを巡って作品を買ったり、見たりして楽しむ「来場者(お買い物をする人)」のこと。
(今回は、編集部も「一般参加」として会場に行ってきました!)

企業ブース

アニメ・マンガ関連の企業や、専門学校、画材メーカーなどが展示や物販(商品の販売)を行っているブースのこと。
限定グッズの販売や画材の体験会などが実施されていることもあります。

出張編集部

大手出版社などのマンガ誌・Webメディアの編集者が会場内に特設ブースを作り、作品の持ち込みを受け付けているコーナー。
自分の作品(マンガの原稿など)を持っていくと、プロの編集者から直接アドバイスをもらうことができます。ここからプロデビューする作家もたくさんいます。

見本誌コーナー

当日、各サークルから提出された作品(見本誌)がずらりと並び、誰でも自由・無料で手に取って立ち読み(閲覧)できる特設エリアのこと。気になった作品をじっくり探したいときや、まだ見ぬ面白い作品と出会いたいときにおすすめの場所です。

◆ 初めての一般参加!

当日までの準備と持ち物

一般参加でコミティアを100%楽しむために、前日までの準備と当日の持ち物をチェックしておきましょう。

前日までにやっておくこと

公式カタログ「ティアズマガジン」の購入
コミティアに入場するには、公式カタログ「ティアズマガジン」(※入場チケットの役割を果たします)が必要です。

公式カタログ「ティアズマガジン」実物

中には、サークルの配置図(地図)や作品の紹介が載っています。

公式カタログ「ティアズマガジン」内の配置図

何千ものサークルが出展するため、事前に行きたいサークルの場所を公式カタログやSNSで調べておくとスムーズです。

◆当日の持ち物リスト

公式カタログ「ティアズマガジン」

これが入場券になります!忘れないようにしましょう。

小銭・千円札(両替しておく)

サークルスペースで作品を買うときは現金が基本です。
お釣りを極力出さないよう、100円玉や500円玉、1000円札を多めに用意しておきましょう。

作品を入れるエコバッグ・トートバッグ

購入した本やグッズを入れる大きめの袋があると便利です。

身分証明書(免許証・保険証・マイナンバーカードなど)

緊急時や成人向けの表現(R18作品)を含む販売物を購入する際に必要になります。

飲み物

会場は広く、人も多いため、熱中症対策や水分補給のために準備しておきましょう。

◆カタログについて

コミティアに入場するためには、公式カタログ「ティアズマガジン」(※入場チケットの役割を果たします)が必要です。

購入できる時期イベント開催の約3週間前から購入できます。

購入できる場所指定のアニメショップ、書店、またはWeb通販などで購入可能です。当日は会場での当日販売もありますが、売り切れたり長蛇の列ができたりすることがあるため、事前に購入しておくのがおすすめです!

◆ 当日のレポート!会場の雰囲気を紹介

今回の開催会場は東京ビッグサイト(西1・2・3・4ホール+南3ホール)。最寄り駅の「国際展示場駅」(りんかい線)または「東京ビッグサイト駅」(ゆりかもめ)から向かいます。

国際展示場駅から会場へ

今回編集部は、りんかい線に乗って向かいました!

会場に到着すると、入場を待つ人の列ができています。(これを入場待機列といいます。)

国際展示場に到着。大きな看板があります。

一般入場の開始時刻になると、開会アナウンスを合図に、会場全体で、一斉に拍手が始まります。
これはイベントの開催を祝ったり、入場待機列やサークルの人に開会を知らせるための恒例のものです。
閉会の時にも行われる慣習ですが、初めて参加される方は少し驚くかもしれません。

まずは入場!

もし事前に公式カタログ「ティアズマガジン」を買っていなくてもここで購入することができます

入場するときは、スタッフの方に見えるように持参した公式カタログ「ティアズマガジン」を高く掲げて入場します。

(※待機列があるときは、各ホールの出口で「再入場証」が配布されます。もし再入場証がない場合には、移動先のホールで待機列の最後尾に並ぶことになります。)

実際の入場の様子

会場内は熱気に包まれています!

実際の会場内の様子

学校や卒業生のスペースを発見!

会場内を散策していると、専門学校日本デザイナー学院や、卒業生の方々のサークルスペースを発見しました!

NDSイラストレーション科のスペース

芦屋マキ先生、いとうみちろう先生、雲七紅先生のグッズを頒布しています。

卒業生の南無子さん(@numkikurage)のスペース

南無子さんのスペースの様子

卒業生のイツキさん(@itsuki_illustのスペース

イツキさんのスペースの様子

実際にプロやクリエイターとして活躍している先輩たちの作品を間近で見ることができ、直接感想を伝えられるのも対面イベントならではの魅力です。

見本誌コーナーへ

コミティア会場内には「見本誌コーナー」というエリアがあります。ここでは、当日出展されているすべての本(見本誌)を自由に手に取って立ち読みすることができます。気になる作品をじっくり探したいときにおすすめの場所です。

企業ブース

西アトリウムには企業ブースがあり、ペンタブレットや画材の試し描きや、創作関連の書籍の販売コーナーがありました。

西アトリウムの様子、エスカレーターを使って各会場を行き来できます

 

◆ コミティアをさらに楽しむためのマナー・注意点

  1. 作者の方へのリスペクトを忘れずに
  2. 長居しすぎないように注意
  3. スムーズなお買い物を心がけましょう

◆ 開催概要(今回のイベント)

イベント名: COMITIA157
日程: 2026年8月23日(日)11:00~16:00会場: 東京ビッグサイト 西1・2・3・4+南3ホール
参加サークル数: 約4,106サークル公式HP: https://www.comitia.co.jp/

◆ 次回の開催予定&まとめ

コミティアは年に数回、定期的に開催されています。次回の開催予定や最新情報は、ぜひコミティア公式サイトでチェックしてみてください。

「オリジナルのマンガを描いてみたい!」「新しい世界観や作品に出会いたい!」という方は、ぜひ一度、一般参加者として足を運んでみてはいかがでしょうか?

きっと素晴らしいクリエイターや作品との出会いがあるはずです!

取材協力:コミティア実行委員会

コミティア公式サイト

(文:編集部 にしやま・ダリッシュ)

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