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カメラのヒキダシ#2【フォーカス編】 @アートアクアリウム美術館GINZA

カメラ初心者がさらにステップアップするための、撮影テクニックの “ヒキダシ” を紹介する本シリーズ。#2となる今回は「フォーカス編」。「アートアクアリウム美術館GINZA」の美しい金魚の写真を楽しみながら、被写体へのフォーカスの当て方に関する3つの技術を学びましょう。

撮影・解説/ウチヤマシンヤ(写真家)
文/編集部 佐藤

Tips1. 影にフォーカスする

写真の被写体には、人や動物、モノ、風景などを選ぶのが普通。でもときには「影」という形ないものの撮影にもチャレンジしてみましょう。

ウチヤマ先生の解説
被写体そのものを写さずに(またはボカして)「影」にフォーカスすると、独特の奥ゆかしい効果が生まれます。特に金魚は水中に浮いている、つまり本体と影との距離が離れている被写体です。まるで影だけが独立して存在し、平面の世界を泳ぎ回っているような、不思議な印象の写真を撮ることができました。

Tips2. 前ボケ・後ボケを使う

被写体の手前にあえて別の対象を置き、その前景をボカすのが「前ボケ」という画づくりです。よく使われる「後ボケ」(被写体の背景をボカす)とセットで押さえておきましょう。

ウチヤマ先生の解説
前ボケや後ボケは、写真における基本的な演出技術です。画面の奥行きを「前景」「中景」「背景」と分けたとき、前景をぼかすのが「前ボケ」、背景をぼかすのが「後ボケ」です。特に見せたい被写体だけにフォーカスを当て、それ以外を「前ボケ」「後ボケ」させることで、鑑賞者の注目をそこに集めることができます。下の写真でも、「前ボケ」「後ボケ」を使うことで中央の金魚に注目させるとともに、にじんだ風景の中を金魚が泳ぐ幻想的な雰囲気を演出できました。

Tips3. マクロで視る

「めちゃくちゃアップで撮る」というのも、シンプルながら立派なテクニックのひとつ。同じ対象でも、 “寄り” で撮るか “引き” で撮るかによって大きく印象が変わります。近づいたり離れたり、さまざまな撮影距離を試してみましょう。

ウチヤマ先生の解説
至近距離から被写体を撮りたいときは、マクロレンズを使いましょう。最短撮影距離が小さいマクロレンズなら、十数センチほどの距離からでもボケずにきれいに撮ることができます(機種にもよりますが)。下の写真は「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」というマクロレンズで撮ったもの。あえて全体像がわからないほどに極端な接写をすることで、金魚の美しいヒレを幻想的に写すことができました。マクロレンズを使う際は、うっかり近づきすぎて対象にぶつからないよう注意してください。

***

「影にフォーカスする」「前ボケ・後ボケ」「マクロで視る」。3つの “ヒキダシ” を使って、撮影のバリエーションをさらに広げましょう!

 

内山慎也
2014年より、ポートレートとランドスケープの写真作品を中心に発表
東京都在住
1989年 生
2013年 日本写真芸術専門学校・ブライダルポートレートゼミ卒業
2014年 同校・研究科修了
2016年 専門学校日本デザイナー学院・勤務
2019年 母校にて初個展「Air.」開催
2022年より日本写真芸術専門学校に勤務
Shinya Uchiyama
Shinya Uchiyama is a Japanese photographer who has been creating and showing portrait and landscape photography since 2014.
Born in 1989 / based in Tokyo
2013 Graduated from NIPPON PHOTOGRAPHY INSTITUTE
2019 First solo exhibition “Air.

【使用機材】
SONYα7Ⅳ
FE 24-70mm F2.8 GM
FE 16-35mm F2.8 GM
FE 90mm F2.8 Macro G OSS
FE 50mm F1.4 GM

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