クリエイティブ圏外漢のクリエイティビティを感じる何か…〈vol.15〉―山下達郎『FOR YOU』
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
突然ですが、皆さんは音楽をどのように楽しんでいますでしょうか?
おそらく大半がストリーミングサービスや動画配信サービスなどで聴いているのではないでしょうか?
最早デジタルデータを購入することもなく、
ストリーミングで無限に近い音楽にアクセス出来る現代ですが、近年全世界的にレコードやカセット人気が再燃というニュースが騒がれて久しい昨今です。
そんな中、衝撃のニュースが…
2022年の米国におけるアナログ購入者の半数はレコードプレーヤーを所持していないことが判明とのこと…
基本的には皆様レコードを購入しているが、
その目的は購入したレコードで音楽聴くためでなく
マーチャンダイジング(物販)感覚で購入しており、
おそらく本記事から推察するに
“推しへの貢献の象徴”としてのレコードなのである。
そこにはオシャレグッズとしての意味すらない。
まあここら辺の話は商法化される以前から
マーケティング戦略で言われ続けているクリシェですが
“プレイヤー持っていない=一回も聴く気はない”
ということに私は衝撃を覚えました。
そんな中で今回ご紹介するのは
サブスク配信を認めず、レコード、CD、カセットなどフィジカルでの音源発売に“こだわる”みんな大好き山下達郎のご紹介。
山下達郎について
山下達郎は日本を代表するシンガーソングライター/音楽プロデューサーです。
シュガー・ベイブのメンバーとして活動後にソロへ転向。
様々な音楽ジャンルからのインプットがうかがえる
数々のヒット曲を生み出しつづけ、その音作りへのこだわりはミュージシャンからの尊敬も集め続ける、売れ続けているミュージシャン・オブ・ミュージシャンです。
近年の世界的な“シティ・ポップ”のブームも
山下や彼の妻である竹内まりあが牽引していると言っても過言ではないです。
山下達郎に関しては音楽界の巨人すぎるので、
下手なことは言えないので経歴などはWikipediaでも覗いてみてください。
近年の山下達郎のレコードの加熱
シティ・ポップ(のレコード)の全世界的流行、
それをある意味で牽引する山下達郎作品のブームにより
2022年に彼が発売した11年振りのオリジナルアルバム
『SOFTLY』のレコードは発売日でも購入困難かつ
心無い転売ヤーが高額で転売する事態が発生した。
*現在は上記への対応策により再生産により容易に購入可能
「サブスクでの音楽配信は死ぬまでしない」と明言している山下達郎としては音楽メディアを届けられないのは、忸怩たる思いがあったであろう…
新作だけでなく、過去作品のレコードも中古価格が高騰している…
そんな最中に彼の初期8作がレコードとカセットで復刻されるのである!
そしてこの初期8作の復刻を記念して
5/3に復刻第1弾として『FOR YOU』が発売!
『FOR YOU』収録のA面1曲目であり、
冒頭のギターカッティングからヤバい彼の代表曲
「SPARKLE」の最新MVも公開されました!
『FOR YOU』から始まり、
下記スケジュールでレコードとカセットが発売します。
5月3日発売 『FOR YOU』(1982年作品)
6月7日発売 『RIDE ON TIME』(1980年作品)
7月5日発売 『MOONGLOW』(1979年作品)
7月5日発売 『GO AHEAD!』(1978年作品)
8月2日発売 『SPACY』(1977年作品)
8月2日発売 『CIRCUS TOWN』(1976年作品)
9月6日発売 『IT’S A POPPIN’ TIME』(1978年作品)
9月6日発売 『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』(1982年作品)
山下達郎の“音楽を聴くために
”レコードプレイヤーを購入してみるのも一興かと!!
サブスクなどでは体感したことないような
音楽体験が待っていると思いますよ!!
オススメです!!
*レコードで聴く音の良さに関してはこちらの記事をオススメ
https://www.sony.jp/feature/products/vinyl/
文・写真 北米のエボ・テイラー