フォントで印象はここまで変わる【連載】広報・PR担当者・ノンデザイナーに読んでほしいデザインのきほん vol.4
こんにちは!PicoN!編集部イチムラです。
広報・PR担当になったけど、思うようにデザインができない!外部デザイナーに伝えたい事が伝えられない!と悩んでいる方へ役立つヒントをお届けしていきます。
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今回扱うフォント(書体)は、デザインの印象を大きく左右する要素です。
デザインを見ていて、
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なんとなく固い印象がある
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思っていたよりカジュアルに見える
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少し高級感が足りない気がする
と感じたことはありませんか?
その違和感、実はフォントが原因かもしれません。
今回は、デザイン未経験ディレクターが押さえておきたいフォントの基本と、デザイナーへの伝え方について紹介します。
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同じ内容でもフォントで印象は変わる
想像してみてください。同じ文章でも、
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細くて上品な文字
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太くてしっかりした文字
では、受ける印象がまったく違います。
例えば、
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細くて繊細な文字 → 上品・高級・落ち着き
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太くてはっきりした文字 → 力強い・親しみやすい・カジュアル
このように、フォントはデザインの「雰囲気」を決める大きな要素です。
よくある「なんか違う」の正体
デザイン確認の場面でよくあるのが、こんな違和感です。
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なんか固い
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なんか軽い
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思っていた雰囲気と違う
そしてそのまま「なんか違う気がします」と伝えてしまうケース。
実はこの「なんか違う」の多くは、フォントの選び方で起きています。
フォントの基本はこの2つだけ
フォントにはさまざまな種類がありますが、まずはこの2つを押さえれば十分です。
明朝体(みんちょうたい)
明朝体の特徴は、線に強弱があること。
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明朝体を使用すると、上品・落ち着き・高級感の印象を与えます。
日常的に目にするものだと、小説などの読み物、役所からの書類などは明朝体が多く使われていますね。
先日、明朝体を特集した展示のレポを投稿したので、そちらもぜひご覧ください!
ゴシック体
ゴシック体の特徴は、線の太さが均一である事。
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線の強弱が無いので、遠くから見ても目立ちますよね。視認性が高いので、看板の文字に用いられている事が多いですね。ゴシック体にすると、親しみやすさ・カジュアルな印象を与えます。お子さんなどがターゲットの場合、ゴシック体の中でも、角を丸くした丸ゴシック体を採用します。
太さでも印象は変わる
フォントは種類だけでなく、太さでも印象が変わります。
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太い文字 → 目立つ、力強い、インパクト
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細い文字 → 繊細、上品、落ち着き
例えば
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タイトル → 太く
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本文 → 読みやすく(中くらい)
といった使い分けがよく行われます。
レイアウトで決めた「優先順位」を、
フォントの太さで表現することも多いです。
全てを読ませたいと、全部太めにしてしまうと、強弱がつかず、逆に読みにくくさせてしまいます。
フォントは「ターゲット」で決める
ここがディレクションで一番重要なポイントです。
フォントは好みで選ぶのではなく、
「誰に向けたデザインか」
で決めます。
例えば
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高級感を出したい → 明朝体・細め
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親しみやすくしたい → ゴシック体
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若い人向け → シンプルで軽やか
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ビジネス向け → 読みやすく落ち着いた印象
このように、フォントは
ターゲットと目的に合わせて選ぶものです。
デザイナーへの伝え方
ここが実務で一番役立つポイントです。
NGな伝え方
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いい感じのフォントで
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おしゃれにしてください
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なんか違う
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これでは、どこをどう改善すればいいのか分かりません。
伝わりやすい伝え方
例えば次のように言い換えることができます。
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高級感のある印象にしたい
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親しみやすい雰囲気にしたい
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若い人向けに少しカジュアルにしたい
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信頼感のあるデザインにしたい
このように
「どんな印象にしたいか」
を伝えることで、
デザイナーも適切なフォントを選びやすくなります。
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迷ったときの考え方
フォント選びに迷ったときは、
次の3つを考えると整理しやすくなります。
1 誰に向けたデザインか
2 どんな印象にしたいか
3 どの情報を目立たせたいか
この3点が決まると、フォントの方向性も自然と見えてきます。
まとめ
今回はフォントの基本について紹介しました。
ポイントは次の3つです。
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フォントでデザインの印象は大きく変わる
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フォントは「ターゲット」で選ぶ
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指示は「印象」で伝える
レイアウトで「情報の整理」を行い、
フォントで「印象」を整えることで、
デザインの完成度は大きく変わります。
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