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[前編]撮って、暮らして。移住写真家の日々のこと。写真家・国分真央インタビュー

わたしたちの暮らしや働き方が改めて見直されるいま、写真のお仕事も、理想のライフスタイルを実現するに柔軟な職種といえるかもしれません。今回は東京から山梨に移住をされた写真家・国分真央さんにお話を伺いました。

美しい光と柔らかく優しい写真が印象的な国分さん。WEBやアパレルブランドの広告、商品PR撮影など多岐にわたりお仕事をされている彼女が、移住をして、働き方の変化について新しい気づきや、地方で暮らすことの魅力を教えてくれました。国分さんの作品とあわせて、ご紹介させていただきます。

1・国分さんはいまどんな活動をされていますか?

現在は移住を経て関東圏を中心にフリーランスフォトグラファーをしております。

 

 

2・世界を映す光の捉え方がとても素敵です。撮影の時はどんな機材を使用していますか?

デジタル・フィルム両方使うのですが、メイン機材はデジタルだとLeicaM8/FUJIFILMXS10/PanasonicGH3を主に使います。レンズはSummilux 50mm/f1.4 2nd/NOKTON classic 35mm F1.4 SC

/XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS/LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 II ASPH.なども使いますし、マウントアダプターを付け、オールドレンズを楽しむ事もあります。

 

3・デジタル・フィルムの両方で撮るのですね。最初に写真を撮りはじめたきっかけを教えてください。

もともと16歳の時に油絵を専攻していて、ちょうどガラケーで写真を撮ってみたら面白く撮れたんです。そこから油絵は1枚仕上げるのに時間がかかるけど、写真は全く真逆の性質で楽しいなと感じました。その時から写真に興味を持ち撮る様になりました。

 

 

4・慣れ親しんだ地元・東京から、山梨に移住した理由は何でしたか?

もともと10年くらいお付き合いしている方が山梨出身で、将来を見据えて移住を決断しました。東京までも1時間20分前後で特急電車なので乗り換えも無く、アクセスも良いですし抵抗はありませんでした。また20代の頃はとにかく多忙な生活だったのでスローライフというか、30歳を機に環境を変えてみる事にもチャレンジしたいと考えていました。

 

 

5・移住して変わった日常や仕事のこと、感じる変化はありますか?

移住してから毎日ベランダから富士山を眺めたり、季節の移り変わりを強く感じる事ができます。ポートレートだけではなく自然や身の回りの風景も写真に撮る事が好きなので、写真を撮る方は自然が身近にあると楽しいと思います。また仕事はこのご時世もありますがリモートでも行えますし、撮影の際だけ東京や関東圏に出張しているのでまた違った一面を見ながら慣れ親しんだ東京を見る事も一つの楽しみとなりました。

 

国分真央さん、ありがとうございました。次回、インタビュー[後編]では山梨に移住した暮らしでの経験エピソードや、デジタルとフィルム写真について、そしてこれから写真を始める人へのアドバイスもお伺いしました。

 

国分真央
東京都出身の写真家。instagramを中心に活躍中。彼女の写真は美しい色合いと人が自然に溶け込む様な写真が特徴的であり、美しい世界観を確立させている。WEB広告・書籍表紙等・アパレルブランド広告等・新商品PR撮影・CDジャケットなど活動の幅は多岐に渡る。

@mao_kokubu

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